ゲーム機はいらなくなる?ストラタスの破壊力 iPhone用コントローラーにヒットの兆し
現在はコントローラーに対応しているスマホゲームがそれほど多くなく、ストラタスの脅威は潜在的なものにとどまっている。
とはいえ、ゲーム専用機とスマホの垣根は低くなりつつある。たとえば、プレイステーション2で人気のあった、米ロックスター・ゲームスのアクションゲーム「グランド・セフト・オート・サンアンドレアス」はすでにiOS用のゲームとしても発売されており、ストラタスにも対応している。
整う開発環境
また米国のユニティ・テクノロジーズが提供している、複雑なアプリケーションの開発を簡単にできるゲーム開発用ツール「Unity(ユニティ)」には、ストラタスをサポートする環境が用意されている。ユニティは任天堂の「Wii U」向けやソニーのプレイステーション向けゲームだけでなく、スマホゲームの開発にも多く使われており、利用者はインディゲームの開発者を含めると数十万人規模に膨れあがっているという。
2012年に発売されたWii Uの世界累計販売台数が586万台(2013年12月末時点)と伸び悩む一方、プレイステーション4は、昨年11月の発売から約5カ月で世界累計販売台数700万台(2014年4月6日時点)を突破した。スマホが急速に普及する中で、ゲーム専用機にも根強いニーズがあることは確かだ。
ただ、スマホの性能向上や開発環境の改善、ストラタスのようなコントローラーの登場で、今後、専用機向けと遜色ないスマホゲームが出てくる可能性が高い。専用機vs.スマホの覇権争いがますます激しくなりそうだ。
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