ゲーム機はいらなくなる?ストラタスの破壊力

iPhone用コントローラーにヒットの兆し

任天堂を筆頭としたゲーム機メーカーは、スマートフォンの台頭で劣勢に立たされている。その流れをさらに加速させかねない製品が登場した。

デンマークのゲーム機器専門メーカー、スチールシリーズ社が販売しているiOS7用の無線ゲームコントローラー「Stratus Wireless(ストラタス・ワイヤレス)」だ。

特長は、iPhoneやiPadにダウンロードしたゲームを、家庭用ゲーム機と同じように操作できること。これまでもiPhoneやiPadなどに対応したゲームパッドと呼ばれる製品は出ていたが、操作性がいまひとつだった。ストラタスは2014年1月に海外で発売されると、ゲーム紹介サイト「ポケットゲーマー」などがこぞって絶賛。日本では3月末にアップルストアの3店舗(銀座、渋谷、名古屋栄)で、4月上旬からはアップルオンラインストアでも販売が開始され、さっそくコアなゲームファンの間で話題となっている。価格は税抜き7800円だ。

格闘ゲームも簡単に操作

ストラタスは基本の十字キーに加え、4つのフェイスボタン(A、B、X、Y)とデュアルアナログスティック、上部に4つのショルダーボタン(L1、L2、R1、R2)を備える。これだけのボタンを装備しているにもかかわらず、縦横の大きさはiPhone5とほぼ同じ。本体重量は約75グラムで、ソニーの「プレイステーション4」のコントローラー(210グラム)と比べるとかなり軽い。

リチウムイオンバッテリーを内蔵し、連続で10時間使用可能。同梱のUSBチャージャーにより約2時間で充電可能だ。さらに、ストラタスに対応しているゲームによっては、同時に最大4人までプレーできる。

これまでのスマホゲームは、どちらかといえば、パズルゲームなど指先ひとつで操作できる簡単なものが多かった。あるゲーム会社の役員は以前、「特に格闘系のゲームはタッチパネルでは素早い操作が難しく、コントローラーがないと遊びにくい。しょせんはスマホ。ゲーム専用機には、ゲーム専用機でしか遊べないものが厳然としてある」と語っていた。

しかし、ストラタスを購入したユーザーからは「格闘ゲームの連続技も軽々出せた」など、ストレスなく遊べるとの声が上がっている。

次ページ低くなる専用機との垣根
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