携帯向けソーシャルゲームのグリー、独自の課金モデルで急成長も、モバゲー、ミクシィが猛反撃

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 こうした読みを背景に、広告宣伝には極めて積極的だ。前09年6月期は広告宣伝費に20億円強を投じて、テレビコマーシャルを中心に大々的に宣伝を展開。今期も40億円規模の広告宣伝費を投じる予定だ。

宣伝効果は抜群で、子供を中心にすべて無料と誤認した利用者が有料アイテムを大量に購入、多額の請求が発生するという消費者問題も発生してしまったほど。この問題は同業者全般に当てはまることだが、過度な社会的批判や規制を招かないためにも、業界全般でより節度ある対応が求められよう。

SNSで先行したミクシィ、ディー・エヌ・エーをしのぐ勢いを保つグリーだが、今後のポイントは、プラットフォームのオープン化になるだろう。

09年8月にミクシィは、mixiプラットフォームをオープン化。第三者がmixi上でアプリケーションを提供することを可能にした。アプリはゲームに限らないが、メインは、グリーが得意とするアイテム課金方式によるソーシャルゲームになっていく見込みだ。

すでに中国発の牧場経営ゲーム「サンシャイン牧場」は、開始5カ月で450万人超の利用者を獲得。この成功に刺激され、ゲーム会社から携帯コンテンツプロバイダなどあらゆる会社が、ソーシャルゲームに目の色を変えて取り組み始めている。

mixiは、ソーシャルゲームを中心に大量のアプリが投入されたことをきっかけに、停滞していたページビューが一気に倍増、また、アクティブユーザーも大きく増やすことに成功した。

そしてディー・エヌ・エーもモバゲーのオープン化を進めている。ディー・エヌ・エーは、昨年秋から自らでも本格的にソーシャルゲームを展開、その効果で09年9~12月だけでゲーム用のアイテムを30億円以上売りさばく大成功を収めている。

今年からは、本格的にモバゲー上で第三者によるソーシャルゲームの提供が始まることになる。モバゲーはもともとゲームを本丸とするだけに、ディー・エヌ・エー自身はもちろんのこと、各メーカーからも人気を博すソーシャルゲームが登場する可能性が高い。

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