「半沢直樹」続編、視聴率40%超え再現の超期待

7年ぶりいよいよ始動、日本の救世主となるか

全国のファンが待ちわびた続編がいよいよスタート(東洋経済オンライン編集部撮影)

7月19日、いよいよ7年ぶりの続編となる「半沢直樹」(TBS系)がスタートします。

2013年夏に放送された前作の世帯視聴率は、第1話の19.4%から第2話21.8%、第3話22.9%、第4話27.6%、第5話29.0%、第6話29.0%、第7話30.0%、第8話32.9%、第9話35.9%と一度も下がることなく上がり続け、最終話では平成ドラマ最高値となる42.2%を記録しました(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。また、決めゼリフの「倍返し」が子どもから高齢者まで幅広い世代に浸透し、公式商品の「半沢直樹 倍返し饅頭」が品切れになったほか、この年の流行語大賞を獲得するなど、国民的ドラマになったのです。

2013年からの7年間に加えて、コロナ禍による3カ月間の放送延期も重なっただけに、視聴者の期待感が高まっているのは間違いないでしょう。続編はどんな物語で、何が期待できるのか? 前作の42.2%に匹敵する世帯視聴率を獲得できるのか? さまざまな角度から推察していきます。

半沢はビジネスパーソンのヒーロー

続編は前作同様の2部構成であり、第1部が「ロスジェネの逆襲」、第2部が「銀翼のイカロス」と池井戸潤さんの原作小説を2冊も使った贅沢な脚本。これは「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」の2冊をベースにした前作同様の構成だけに、続編も同等レベルのハイテンポかつ濃密な作品となるでしょう。

さらに付け加えると、「半沢直樹」の2部構成はハイテンポかつ濃密なだけでなく、最終話のようなクライマックスを2回作ることができるのが最大の強み。実際、前作は「第1部・大阪西支店編」の最終話(第5話)で浅野匡支店長(石丸幹二)、「第2部・東京本店編」の最終話(第10話)で大和田暁常務(香川照之)に倍返しするというクライマックスが2回ありました。「半沢直樹」が中だるみして視聴者を飽きさせることなく、右肩上がりの世帯視聴率を獲得できたのは「2部構成だからこそ」であり、この点では続編も不安はありません。

また、各話の物語に目を向けると最大の特徴は、「左遷などの危機が迫る中、終盤にずるくて卑怯な悪役を成敗する」という痛快なシーンがあること。しかもその悪役は、役職や社歴が上の社員であることが多かったにも関わらず半沢はたんかを切り、呼び捨てにするシーンすらありました。そんな半沢は世のビジネスパーソンにとって、「自分が言えないことを口にしてくれるヒーロー」だったのです。

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