「半沢直樹」続編、視聴率40%超え再現の超期待 7年ぶりいよいよ始動、日本の救世主となるか
「悪役を成敗する」という点で注目したいのは、半沢の勤務する会社。続編の第1部で半沢が勤めるのは、東京中央銀行ではなく、出向先の子会社・東京セントラル証券なのです。東京セントラル証券では半沢ら出向組とプロパー社員の対立があり、さらに親会社の東京中央銀行が子会社の東京セントラル証券を苦しめたり、IT企業の買収劇が絡んできたりなど、人間関係は前作以上に濃密。「お前をつぶしてやる」「絶対にやり返す」など感情むき出しのやり取りが見られるでしょう。
半沢だけを見ても、東京セントラル証券では、無理難題を押し付ける岡光秀社長(益岡徹)、無断で仕事を進めてしまう諸田祥一次長(池田成志)。東京中央銀行では、半沢に恨みを抱く伊佐山泰二(市川猿之助)、行内での立場を再び築いた大和田暁取締役(香川照之)。加えて、半沢を目の敵にしている金融庁検査局主任検査官の黒崎駿一(片岡愛之助)など戦うべき相手が多く、再び大ピンチからの逆転劇を見せてくれそうです。
堺雅人さんは7月12日に行われた制作発表会見の冒頭、「芝居で怒鳴りすぎて変な声ですみません」と話すなど、その声はガラガラでした。また、「現場では先生のご指導のもとガイドラインに従って安全に気を付けながら撮影しています。ですが、『ぶつかる力を弱める』という選択肢はわれわれにはありません」と力強く宣言しました。半沢が子会社に出向させられたことで、むしろ敵や乗り越えるべき試練は増えるなど、ストーリーの面では前作以上のパワーがみなぎっているのです。
バズるドラマを仕掛け続けてきたTBS
次にキャストの顔ぶれを見ていきましょう。
堺雅人さん、上戸彩さん、及川光博さん、香川照之さん、片岡愛之助さん、北大路欣也さんらが演じる前作の主要人物は続投。そこに、賀来賢人さん、今田美桜さん、戸次重幸さん、井上芳雄さん、南野陽子さん、江口のりこさん、筒井道隆さん、柄本明さん、古田新太さん、井川遥さん、尾上松也さん、市川猿之助さん、池田成志さんら新たなキャストが加わるなど、人気・実力ともに申し分ないキャストがそろいました。
さらに特筆すべきは、香川さん、上戸さん、今田さん、井川さんら続編の原作には登場しないキャラクターがいること。香川さんは作品を象徴する人気悪役を、上戸さん、今田さん、井川さんは女性視点や癒しを加える存在として、作品に厚みを加えるとともに、原作を読んだ人に新たな楽しみを与えているのです。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら