「半沢直樹」続編、視聴率40%超え再現の超期待 7年ぶりいよいよ始動、日本の救世主となるか
前作では、まだドラマ出演が少なかった吉田鋼太郎さん、石丸幹二さん、片岡愛之助さん、滝藤賢一さんらがその演技力を称賛されて全国的な知名度を得ました。続編でもさらなる新たなスターの発掘や、サプライズの追加発表もあるでしょうし、その豪華さは一年間放送される大河ドラマ級。この点でも他のドラマとはスケールの違いを見せつけています。
もう1つ追い風になりそうなのは、前作からの7年間で「ドラマを見ながらネットに書き込む」という視聴習慣が定着し、「ヒット作は放送前後に関連記事が量産され、拡散される」というメディア環境が変わったこと。この2点で「半沢直樹」は圧倒的に有利なのです。
前作でも「倍返し」はツイッターなどで盛り上がっていましたが、その後「逃げるは恥だが役に立つ」「カルテット」「テセウスの船」「恋はつづくよどこまでも」など、年を追うごとにバズるドラマが増えました。しかもその多くはTBSが手がけてきただけに、ネット上の盛り上がりを生み出すことに長けています。おそらく19日の第1話放送前からネット上には「半沢直樹」に関するさまざまな声が飛び交い、放送中や放送後はツイッターのトレンドランキングを席巻するでしょう。
「令和ドラマトップ視聴率」は確実か
ここまで続編のストーリーやキャストなどにふれてきましたが、どれくらいの世帯視聴率を獲れるのでしょうか。
まず目安になるのは、5日・12日に2時間特番として放送された特別総集編。現在放送されている新作ドラマの中でもトップクラスの世帯視聴率13.0%、14.8%を記録したことで、「当然続編はこの数字を大きく上回るだろう」「20%超えが見えてきた」という声が挙がっているのです。
そして、もう1つ目安となりそうな数字が、前作の第1話19.4%。続編の第1話はこれを超えることが最大の目標であり、現実的には十分可能なラインとも言えるでしょう。ただ、他局も手をこまねいているわけではありません。
「半沢直樹」の第1話が放送される19日は、日本テレビが「行列のできる法律相談所」に“人気者のスペシャルMC”投入を予告し、テレビ朝日は中高年層に人気の2時間ドラマシリーズ「おかしな刑事スペシャル」、フジテレビは10数回放送されている人気特番「逮捕の瞬間!警察24時」、NHKは「NHKスペシャル『新型ウイルス“生と死”の記録~医療最前線・密着3か月~』」と、手堅く10%前後の数字が取れそうな番組を編成しているだけに簡単ではないでしょう。
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