今の株式市場は危ない「超バブル」状態なのか?

過去30年のバブルと比べてわかる意外な事実

東洋経済新報社の記者・編集者が、SBI証券のチーフストラテジストの北野一氏とともにマーケットを展望する月1回の動画連載「Monthly TREND REPORT」。第6回のテーマは「新型コロナウイルス第1波」の総括について。前編では北野氏が現状の相場はバブルなのかどうかを、過去の重要な局面と比較しつつ、解説します(詳しくは動画をご覧ください)。

過去約30年で、大きな変動があったのは4回

世界の株価は「新型コロナウイルスショック」で暴落に見舞われた。だが各国の中央銀行の金融緩和や財政出動などが行われたこともあり、その後は急速に値を戻した。現状ではアメリカのナスダック総合指数が史上最高値を連日のように更新。「世界経済が正常な状態に戻ったわけでもないのに、今の状態はバブルなのでは?」という声も聞こえる。

上の画像をクリックするとSBI証券「Monthly TREND REPORT」のページにジャンプします

本当に今はバブルなのか? これを検証するために、北野氏はボラティリティー(価格の変動率)に注目。過去の約30年間のなかで、平均と比べて変動がはるかに高い日が30日以上も続いたのは4回だったとする。

その4回とは、①1987年のブラックマンデー、②1998年の有名ヘッジファンドLTCMの破綻に絡んだ金融ショック、③2002年の企業不正会計ショック、④2008年のリーマンショック、だ。

北野氏は「『①②③のあと』には、バブルが起きている」と分析する。過去30年のマーケットを知っている人なら思い出せるが、「①のあと」は、日本の壮大な平成バブルが起き、はじけた時期。「②のあと」は、ショック後、わずか1年間でナスダックが2倍になった。「③のあと」は、住宅価格がどんどん上昇、サブプライムとなった。実は、この3回の局面では「ある共通項がある」という。

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