だとすれば早くから様々なことを考え、悩み、行動するのが良い。
本来、20歳を過ぎればもう大人なのだ。
モラトリアムの期間を否定するのではない。不透明で、考えなければならないことが多くなった現在だからこそ、モラトリアムを有効に活用し、必死に考え、悩み、行動すべきなのだ。
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モラトリアムを有効に活用したいと思っても、
やりたいことが、見つからない。
何にチャレンジしたら良いかわからない。
そう悩んで、前に進めない人たちがいる。
というか、僕もそうだった。
そういう人に対して、今の僕が何かアドバイスするとしたら、
「何でもいいから、何かに精一杯取り組んでみたらいいんじゃないか」
と伝えたい。
何故か。
それは様々なことに取り組み、困難を乗り越えていく中で、自分を知り、自分を磨き、人間的に成長することができるからだ。
だから、多くの一流企業が新卒人材の採用面接の時に、「学生時代に一番頑張ったこと」を聞くのだ。高い目標を掲げ、それを乗り越えようとすればするほど、
困難にぶち当たる。その困難をどのように工夫し、努力し乗り越えたか。それを採用担当者は知りたいのだ。
困難にぶち当たるたびに、自分を知ることができる。なんとか乗り越えようと努力することで自分を磨くことができる。そして実際に乗り越えたとき、人間的に一回りも二回りも成長している自分に気付く。そういった困難を乗り越えることを繰り返していくと、就職活動の際に「何がやりたいか、何に向いているか」なんて考える必要もなく、すらすら言えるようになっているはずだ。
福井信英(ふくい・のぶひで)
慶應義塾大学在籍中にジョブウェブと出会い、インターンシップ生として働き始める。
大学卒業と同時に(株)日本エル・シー・エーに就職。経営コンサルタントとして、学校法人のコンサルティングに取り組んだことをきっかけに、2003年3月に(株)ジョブウェブに転職。
現在、新卒事業部の事業部長として、企業の採用活動のコンサルティングや学生を対象とした各種リサーチ、教育研修コンテンツの作成に取り組む。
1977年生まれ。富山県出身。
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