半袖シャツがダサい人に知ってほしい着こなし 何をどういう基準で選べば不自然に見えないか

✎ 1〜 ✎ 22 ✎ 23 ✎ 24 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

半袖がやぼったく見える人は「シャツのアームホール」を見落としています。首のサイズが合っていても、腕のサイズが合っていない人は、半袖シャツ姿がやぼったく見えるからです。これはサイズを選ぶとき、首周りにのみ意識が向いている人が陥る盲点です。

半袖なので裄丈を合わせる必要はありませんが、代わりに「アームホールの太さ」を意識します。半袖と長袖の違いは、「袖の長さ」のみならず「腕周りの太さ」に表れるからです。

長袖シャツは、構造上、袖口にかけテーパー(徐々に細くなる)が効いています。一方、長袖と同じ型紙で作られた半袖シャツは、袖口に絞りが効いていないため、腕に対しムダな空間が生まれます。

このだぶついた半袖の印象を変えるためには、シャツの型紙を意図的に選ぶ必要があります。ところが、スーツ量販店に並ぶ半袖シャツに、アームホールの表示を見かけません。実は、多くの人が意図せず、その表示を誤解していた可能性が高いのです。

半袖は、首周りより腕周りを優先させるとうまくいく

「スリムフィット」や「レギュラーフィット」。店舗ごとに呼び名は変わりますが、この表示はシャツの型紙を示しています。そして、この表示には「身幅の違い」と「アームホールの違い」も含まれることは意外と知られていません。当然、スリムフィットを選んだほうがアームホールも細いわけです。

これまで誰もが自分のお腹周りを基準として、盲目的にシャツの型紙を選んでいたのではないでしょうか。半袖シャツに限っては、お腹に加え、腕の太さを意識して選びたいところ。なぜなら、第1ボタンを開けて着るからこそ、首より腕を優先させても違和感がありません。むしろ、半袖に限っては、腕をすっきり見せたほうが体に合っている印象です。しかも、スリムフィットといっても、どの量販店もLLサイズまで用意しています。

例えば、スリムフィットのMサイズが少し窮屈だと感じた人は、これまでレギュラーフィットのMサイズを選んでいたかもしれません。もちろん、腕が太い人にとっては最適なチョイスですが、スリムフィットのLサイズが合う体形の人もいるでしょう。半袖を選ぶときは自分のお腹周りのみで型紙を決めつけず、スリムフィットの試着もお勧めします。

次ページ半袖シャツが学生っぽく見える人の共通点
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事