「ディズニープラス」日本で成功するための条件 世界では半年経たない間に会員5000万人突破

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ディズニープラスのコンテンツは、ほかのSVODと比べ、子どもから大人まで、幅広い層に受け入れられるものが多い。

もう1つの特徴が、ディズニープラスのために制作された独自のコンテンツが多いことだ。名作アニメーションの実写版『わんわん物語』や、実話にもとづく冒険を描いた長編作品『トーゴー』。

さらに映画『トイ・ストーリー4』に登場したキャラクターが主人公のスピンオフ作『フォーキーのコレって何?』、『ボー・ピープはどこに?』もある。こうした有名映画のサイドストーリーや後日談(その後の物語)を楽しむことができるのも、動画配信ならではといえる。今後はマーベルに登場するヒーローたちにスポットをあてたスピンオフ作も、続々登場する予定だ。

ディープなファンならではの楽しみ方も

1つの作品の世界観を堪能することもできる。ディズニープラスでは、大ヒットしたアニメーション映画『アナと雪の女王2』が国内ではじめて配信されるが、それに伴い、癒やしキャラクター・オラフを主人公にした短編映画や、クリエーターに密着したドキュメンタリー作品、フルオーケストラによるコンサートなど、関連する18作品もあわせて公開される。

こうしたコンテンツは、熱心なアナ雪ファンにはたまらないだろう。ほかにも例えば往年のスター・ウォーズファンには、実写ドラマ『マンダロリアン』の制作ドキュメンタリーなどもある。ファミリー層向けとディープなファン向け。ディズニープラスはそれら両面を持っている。

「ディズニー・ギャラリー/スター・ウォーズ:マンダロリアン」の予告編(YouTubeのディズニー公式チャネル)

もともとディズニープラスの日本上陸は2020年後半とも言われていたが、実際にはそれよりも少し早く、日本でのサービスが開始されることになった。

SVOD事業者にとって、現在の市場環境は決して悪くない。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛の影響などで、自宅でのエンターテインメント需要が高まっているためだ。

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