SNSを見て焦る人に知ってほしい「思考の転換」 服のコーディネートを作り置きしておくとラク
あえて「しない」という選択
かつてみそを作ったことがありました。
大豆を洗い、水に浸けて一晩。数時間じっくりゆでて潰し、麹と塩を混ぜて樽に漬け、表面についたカビをとりのぞき、めんどうを見ながら1年近く。ていねいに、ていねいに、根気よく。
ほほお。みそって、こうやってできるのね。
手間をかけてじっくり発酵させた手前みそ、なんておいしいのでしょう。
みそ汁を作るたびにおいしくて「わたし、天才かも」なんて思ったのもつかの間。作ったのはなんと、一度だけ。いつからかわたしは「みそは、おいしく作られたものを感謝しつつ買う」ことに決めました。
一度でも作ったことがあるということは、とても意味のあることで、たとえ値が張っても「あれだけ手間がかかるんだもの」と気持ちよくお金を出すことができます。そして現状、仕事を抱えながらのみそ作りなどは負担が大きすぎるのです。
気乗りしないということだって、作らない理由には十分です。
梅酒も、作ったのは数回のみです。
実家では毎年母が作る梅酒を当たり前のように飲んでいましたが、なにしろ手間がかかりますよね。おいしいものって。
梅酒を漬け込む時期にSNSを見ると、「梅仕事をしています」「今年はブランデーで漬けています」など、それぞれの楽しみ方で投稿が見られます。
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