SNSを見て焦る人に知ってほしい「思考の転換」 服のコーディネートを作り置きしておくとラク

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そこで「ああ、わたしもやらなくちゃ」と焦ってしまうことがあるかもしれません。わたしも以前は、そんなところがありました。

「みんながやっている」ように見えてしまうのが、SNSのちょっぴり怖いところ。みんながやっていると聞くと、つい周りに流されて、やらないのはダメなように思ってしまったり、それができない自分をどうしても責めてしまいがちです。

でも、頑張りすぎてつらくなってしまうぐらいなら、やらないことにしたほうが、いっそ無理がかからずいいんじゃないかと思い直しました。

今は「わたしも同じようにすべき」とはまったく思わず、「梅仕事の上手な友人から、ちょっとお裾分けしてもらおう。いひひ」「この梅仕事の上手な友人の家に遊びに行ったら、梅酒いただこう。いひひ」という、やましい企てはしています。

みそもしかり。わたしのように「買えばいいや」「お裾分けしてもらえばいいや」って思っている人もいるはず。

そしてそんな人は、SNSにそのことを上げたりしないのです。

「みそが作れないからもらったよ、いひひ」なんてことは書かないものです。

それぞれの選択に理由があります。

比べるよりも、「なるほど、その考えもアリだよね」と考え方をひらりと返してみれば、不思議なくらい気持ちが軽くなります。

生活スタイルが変わりつつある今、これまで選ばなかったことが選択肢にあがることもあるはずです。

その時々でフィットする選択をしていけたらいいですね。

つくりおきコーディネート

出かけるとき、どうしても着ていく洋服が決まらないことがあります。

疲れているときは服なんてどうでもいい。めんどくさい、許されるなら(絶対に許されないけど)裸で出かけたい……なんて本気で(!)思ってしまうことだってあります(さすがにやりませんが)。

服に向かう気持ちは、その日の自分のコンディションのバロメーターであったりします。それでも仕事に行かねばならないし、買い出しに行かねばならないし、玄関を出るためには一定の「服エネルギー」を維持しなければなりません。

そこで、時間があるときに、服の“コーディネートのつくりおき”をしておきます。料理のお総菜のつくりおきみたいなものです。いざとなったらサッと出せる強い味方です。

とくに、学校が再開されて、在宅勤務と出勤とが混在している中で、やっと自分ひとりの時間が少しできてきた今が絶好のチャンス。

次ページいくつかのパターンが出せたら?
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