ガソリン不足、ベネズエラで違法改造車が横行

代わりに調理用プロパンガス使用、爆発事故も

慢性的な燃料不足に悩むベネズエラで、ガソリンの代わりに調理用のガスを使って自動車を走らせる人々が現れ、専門家は極めて危険な行為だと警告している。マラカイボで14日撮影。(2020年 ロイター/Isaac Urrutia)

[マラカイボ(ベネズエラ) 28日 ロイター] - 慢性的な燃料不足に悩むベネズエラで、ガソリンの代わりに調理用のガスを使って自動車を走らせる人々が現れ、専門家は極めて危険な行為だと警告している。少なくとも1件、爆発事故が報告されている。

石油輸出国機構(OPEC)加盟国で、原油の埋蔵量世界一のベネズエラだが、製油所がほとんど稼働していない上に米国の制裁によって燃料の輸入が困難なため、深刻なガソリン不足に見舞われている。ガソリンスタンドには長蛇の列ができ、ガソリンを買うために何日も待たされることもある。

こうした中、調理に使うプロパンガスボンベを取り付けた改造車が走るようになった。

自身の自動車を調理用ガスで走らせているというマラカイボ在住の25歳の青年は、燃料システムは安全だが、液化ガスの匂いがきついと話した。自動車の改造は違法であるため、警察に見つかったら没収されないように賄賂を支払う必要があることを心配しているという。

しかし、自動車の改造は違法であるだけでなく、危険も伴う。

同国東部のプエルトラクルスで今月、調理用のガスボンベを取り付けて走行していた自動車が爆発したという。同市の当局者がロイターに明らかにした。

マラカイボ市の市民安全課の責任者はロイターの取材に対し、自動車を調理用ガスで走らせることは「極めてリスクが高く、禁止されている」と文書で回答した。

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