コロナ対策は「予防徹底は不可能」が前提だ

弱者に負担を押しつける「分離型自粛緩和論」

一見、名案のように思えますが……。

どこが間違っているかは明白でしょう。

コロナ弱者と、そうでない人々の分離が達成できると決めてかかっていることです。

わが国のコロナ弱者には、皆「巣ごもり」に徹するだけの余裕があるのか?

同居している家族が感染予防を徹底するというのは本当か?

独り暮らしの場合は、「家族」が「ヘルパーや訪問看護、介護に関わる者」に変わるだけの話。

この点がクリアされないかぎり、分離型自粛緩和論はコロナ弱者に負担を押しつけるだけの結果に終わります。

予防措置と同様、コロナ弱者の隔離も徹底できない

「ひとつの巨大な身体」である以上、ボディ・ポリティックには文字どおりの「一体性」が備わっている。

都合に応じて、適宜分離できるように構えるのは、頭でっかちの観念論にすぎません。

これが2番目の原則。

予防措置と同様、コロナ弱者の隔離も徹底できないことを前提にしなければならないのです。

諸外国でも、例えばスウェーデンは分離型の対策を取りました。

が、結果はどうなったか?

ここから先は、締めくくりとなる次回でお話ししましょう。

関連記事
トピックボードAD
政治・経済の人気記事
  • コロナ後を生き抜く
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
  • コロナショック、企業の針路
  • ボクらは「貧困強制社会」を生きている
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
スペシャルインタビュー<br>元ラグビー日本代表・畠山健介

今年から米メジャーリーグ・ラグビーのチームに所属、華やかな選手生活とは裏腹に幾多の葛藤を乗り越えてきた畠山選手。「ラグビーファンの拡大には、リーグのプロ化が不可欠だ」。新天地にいる今だから見えてきた日本ラグビー改革論を熱く語ります。