ステイホームで開花した「ひとり遊び」の新潮流 若者たちは今どうやって遊んでいるのか

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ファブリックポスター

部屋もオシャレに、ということで流行っているのがファブリックポスター。ファブリック、つまり布のポスターで、紙のポスターよりも柔らかい印象を演出できるというアイテムです。”淡さ”にも少し通じるものがあるかもしれません。人気があるのがLittle Roomsというショップ。

ファブリックポスターで人気のある「Little Rooms」(画像:Instagram/Little Rooms

映画のワンシーンや英語のフレーズ、あとはカレンダーも人気だとか。布に線のイラストというシンプルな作りなので、自作をする人も出てくるかもしれません。

これまでの流行がコロナで家の中に大集合

若者たちは、外でしたいことを家の中でやればいい、と考えたのでしょうか。ディズニーランドに行けなければ家をディズニーランドにしてしまえばいい。カフェに行けなければおうちをカフェみたいにすればいい。

これまで流行してきたさまざまなフードやアクティビティーが、外に出られない若者たちによって家の中にどっと流れ込んできた、そんなふうにも見えてきます。

これらの食べもの自作は、一人遊びであると同時に、作ったものをインスタやStoryにアップして、友だちや外に向けて“充”をアピールする、という側面ももちろんあります。家にこもりながらも外へとつながっているのです。

(構成:淵上周平)

原田 曜平 マーケティングアナリスト

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はらだ ようへい / Yohei Harada

1977年生まれ。慶応義塾大学商学部卒業後、博報堂に入社。ストラテジックプランニング局、博報堂生活総合研究所、研究開発局を経て、博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダー。2018年よりマーケティングアナリストとして活動。2003年、JAAA広告賞・新人部門賞を受賞。著書に『平成トレンド史』『それ、なんで流行ってるの?』『新・オタク経済』『寡欲都市tokyo』などがある。YouTubeはこちら

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