売上高は86億ドルと、前年同期に比べて1.1%減少した。主力事業の炭酸飲料の売上高が、新型コロナウイルスの感染拡大により中国で大きく減少したことに加え、紅茶飲料やジュース・乳製品の販売も低調だったことが要因だ。
強化しているミネラルウォーター・スポーツドリンクは、北米地域や中南米地域で出荷量が増加し、部門売上高は約2%増加したが、及ばなかった。
営業利益も同2.2%減だったが、その他の収入が計上されたことで、純利益は同65%増加した。
巣ごもりが分けた厳しい現実
売上高は57億6800万ドルで前年同期比27.6%増加。四半期ベースで過去最高を記録した。
全世界で有料会員数の増加が続いており、とくにEMEA(欧州・中東・アフリカ)地域(同38.1%増)やアジア大洋州地域(同63.4%増)と、アメリカ以外で大幅に増加している。新型コロナの影響で外出禁止・自粛措置が拡大していることも後押しした格好だ。
売上高の増加に合わせてコストや開発費も増加したが、営業利益は9億5800万ドルと倍増。純利益も7億ドルと2倍以上となり、最高益を更新した。
会社側が公表した4~6月期の見通しは、有料会員数が750万件増加するという前提で、売上高は60億4800万円(同22.8%増)、1株当たり利益は1.81ドル(同3倍)と、大幅な増加を予想している。
ただ、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、現在は映画やドラマなどの制作に関わるすべての撮影が中止されている。2020年後半からの会員数の増加や業績にも影響が出てくる可能性がある。
売上高は85億9200万ドルで、前年同期に比べて18.0%減少した。旅客収入が同18.2%減ったほか、貨物収入が同20.8%減、その他収入が同15.1%減と、いずれの部門も大きく減少した。
路線別の収入では、メインのアメリカ国内路線が前年同期比16.5%減少した。国際線では、2月から中国への渡航が制限されたこともあり太平洋路線が同34.0%減少、3月からは欧州の渡航制限も始まったため大西洋路線も同25.8%減少と、大きな落ち込みとなった。
航空機の運航が減り燃料費は減少したが、人件費などのコストや償却費は逆に増加したため、純利益は5億3400万ドルの赤字となった。
4~6月期の収益予想は、運航停止状態が続くことを想定し、従来の予測値より90%低くなると見込んでいる。一方で、減便による燃料費削減のほか、650機以上の駐機費用、空港施設の統合や一時的な閉鎖、従業員の一時帰休、経営幹部の報酬削減などを実施し、全体で50億ドルのコスト削減を実施することが示された。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら