現金をおろすときは3万4000円、小銭入れは持たない--『節約の王道』を書いた林望氏(作家・書誌学者)に聞く


 できるだけ立派な人間、あるいは世の中に役立つ人材になってほしい。そう願って、自分の有り金をはたいて教育すれば、子どもも意気に感じて勉強する。もし学生時代しかできないチャレンジをして駄目だったら、カネ使っちゃったでいいではないか。子どもに対してリターンは期待しない。そういう目で見れば、子どもに対する投資は絶対損とはならない。そういう本質的なところをケチらないことだ。

--ミクロ、マクロともに目配り。

私のやり方は、ミクロの中のマクロ、マクロで見たミクロ。奥さんたちの節約はミクロのミクロだからつまらない。マクロの視点があって、自然とミクロが収まってくる。これは国の経済と同じ。対症療法ばかりやっていたら、国は破滅する。

(聞き手:塚田紀史 =週刊東洋経済)

はやし・のぞむ
1949年生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了。専攻は書誌学、国文学。ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。東洋経済オンラインで「リンボウ先生の『思想する住宅』」を連載中。著書に『イギリスはおいしい』(エッセイストクラブ賞)、『林望のイギリス観察辞典』(講談社エッセイ賞)。

節約の王道


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コロナ危機の自動車部品メーカーへの影響は、過剰な設備と人員を抱えていた日産系でとくに深刻。比較的堅調だったトヨタ、ホンダ系も無傷ではありません。世界レベルでの技術開発競争は激化の一途で、生き残りへの再編と淘汰が始まろうとしています。