溜まる一方の子どもの「思い出の品」整頓術3選 捨てられないけど「見返す」ことも多くない

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◇巣立った後、子ども部屋を物置にしない

子どものモノは、子どもが成人した後も、家に残り続けます。厳選された思い出の品であればよいのですが、使用頻度の低い洋服や漫画本など、子どもがトランクルーム代わりに実家に物を置きっぱなしにし、思い出と交ざって物置部屋状態になってしまうことも。

実家にモノを置いたままにしている人は多い

2019年8月にサマリーにて行った、実家に置きっぱなしになっているモノについてのアンケート調査によると、独立した子ども4人のうち3人が、実家にモノを置きっぱなしにしていることがわかりました。そのうちの半数近くが「押入れ1個分以上」の量を置きっぱなしにしていたのです。

図表:『モノが多い 部屋が狭い 時間がない でも、捨てられない人の捨てない片づけ』より

子どもが巣立つとき、子も親も、たいていバタバタの状態です。大学進学、就職など、新生活準備と引っ越しで、実家の整理どころではありません。

『モノが多い 部屋が狭い 時間がない でも、捨てられない人の捨てない片づけ』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

しかしどこかで整理に踏み出さないと、いつまでたっても子ども部屋が活用できず、モノも死蔵品化してしまいます。

お子さんの帰省のタイミングで、毎回1カテゴリずつ、仕分けを進めていきましょう。なんとなく残しているアルバムやノート類、見返してみると「実は愛着がなくなっていた」ということに気づきます。思い入れがある場合も、必要なページだけ切り抜く、写真を分類して精査するなど、少しでもカサを減らせないか、家族で協力して仕分けていきましょう。

子どもとの思い出はかけがえのないもので、記録はすべて残しておきたいと思うのが親心です。しかしスペースは限られているため、子どもの力も借りながら、本当に必要なものだけ精査して残していきましょう。

米田 まりな 整理収納アドバイザー1級

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こめだ まりな / Marina Komeda

2014年に東京大学経済学部卒業後、住友商事に入社し、Eコマース領域の事業投資を担当する。2017年より株式会社サマリーに出向、資金調達とデータ解析を主に担当している。2020年4月から一橋大学修士課程(金融財務専攻)に入学予定。脚本家の祖父・研究者の父の影響を受け、茨城県・宮城県でモノに囲まれた幼少期を過ごす。都市・地方の住宅状況格差に関する自身の経験や、100万人の"モノデータ"を扱う企業サマリーで行ってきた消費者調査結果を元に、「捨てないお片づけ」を提唱。作家・デザイナー・起業家など、"モノを愛してやまない人"を対象に、片づけの活動を行っている。

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