たいていの人は自分の「睡眠タイプ」を知らない 誰もが「朝型」なわけではないという事実

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朝6時くらいに起きる人だと、冬の日が短い時期には「まだ暗くて太陽の光は感じられない」ということもあるでしょう。そういう場合でもカーテンは開けておき、太陽が昇ってきたら日差しを浴びてください。たとえ雨や曇りであっても、空の表情は日によって異なるので、見ているだけでも楽しいはず。「起きたらカーテンを開ける」という行動は、朝の習慣にしてしまうといいでしょう。

もう1つ、朝はセロトニンという脳内物質を増やす時間の始まりでもあります。なぜ、このセロトニンが重要なのでしょうか。

夜適切な時間に眠くなるためには

人が夜眠くなるのは、睡眠ホルモンであるメラトニンが分泌されるからなのですが、このメラトニンは朝に分泌されたセロトニンが姿を変えたものです。ですので、夜適切な時間に眠くなるためには、朝セロトニンを出すことが肝となります。このセロトニンは太陽の日差しを網膜に入れることで分泌が促進されます。

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セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、ドーパミンやノルアドレナリンなど攻撃性が高い脳内物質の過剰分泌を抑え、イライラや不安を取り除いて楽しく穏やかな気分をつくり出してくれます。

セロトニンは夕方までの時間帯に分泌されますが、朝一番に太陽の日差しをしっかり浴びてセロトニンをたくさん放出しておけば、夜に質の高い睡眠が手に入るだけでなく、その日1日をベストコンディションで過ごせるのです。

自分の脳内にどのくらいのセロトニンが分泌されているかは、ビジネスパーソンにとって非常に大きな問題。無関心ではいけません。なお、少しでも効率的にセロトニンを分泌するには、できるだけ午前中に太陽の日差しを浴びるのがポイントとなります。

時間の目安は1回につき5~30分。猛暑の真夏なら5分がいいところでしょうが、日差しが弱い季節なら30分を目指しましょう。

「でも、ただでさえ忙しいのに、午前中に30分も日光浴の時間なんてつくれない」という人は、朝食をベランダなど日当たりのよい場所でとったり、通勤の時間にできるだけ日向を歩くだけでも効果はありますので、ぜひやってみてください。

西川 ユカコ 昭和西川副社長、睡眠サービスコンソーシアム理事

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にしかわ ゆかこ / Yukako Nishikawa

睡眠サービスコンソーシアム理事、睡眠改善インストラクター、温泉入浴指導員、セロトニントレーナー。学習院大学卒業後、「ヴァンテーヌ」「25ans」「婦人画報」の編集者としてハースト婦人画報社に10年間勤務。現在は家業である昭和西川の代表取締役副社長を務め、また睡眠研究家として「ミス日本」ファイナリスト勉強会や「NHK文化センター」青山教室などで睡眠講義を行う。科学的データを参考にしながら、日中にパフォーマンスUPするための快眠法を日々研究中で、2020年4月にその全メソッドを公開する著書『最強の睡眠』を上梓。同年3月より、「睡眠サービスコンソーシアム」の理事も務める。

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