決算発表から見た日本経済、低迷続く日本と欧米、存在感を増す中国とインド
中国の次はインドである。日本企業はインド市場への関心を強めて、参入を強化している。
製薬機械のフロイント産業の伏島靖豊会長は、「インド向け製薬機械の大口納入が09年度上期決算に貢献した」と語る。
シャンプー、食用油や飲料PETボトルなどプラスチック容器を生産する機械を作る日精ASB機械。同社は97年にインド・ムンバイに生産子会社を設立した。インドを世界的な生産拠点と位置づけており、従業員も日本の4倍。「当時はなぜインドに出るのかと言われた」(日精ASB機械役員)という。
ところが今ではインド国内の需要が増えて、現地生産の40%をインド国内で売る状況になっている。
今や多くの日本企業が「インドへの道」を探し始めている。
(内田通夫 =週刊東洋経済)
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