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客船を巡る巨額損失計上について緊急会見を開き、経緯を報道陣やアナリストに説明した。写真左が交通・輸送部門を統括する鯨井常務執行役員、右が経理担当の野島常務執行役員
客船を巡る巨額損失計上について緊急会見を開き、経緯を報道陣やアナリストに説明した。写真左が交通・輸送部門を統括する鯨井常務執行役員、右が経理担当の野島常務執行役員
ただし、今回の案件は、アイーダ社の新型客船の”第1番船”。これまで三菱重工が手がけた客船はいずれも同じ型の船が既にあり、仕様が固まっているものだった。今回は仕様の詳細などを含めて設計を一から行う必要があり、ただでさえ作業負担は膨大な量に及んだ。
こうした1番船の建造は、顧客側の要求で途中で仕様変更を余儀なくされることが多く、その分、追加費用が発生するリスクが大きい。しかし、三菱重工は客船の第1番船を手掛けた経験がなかったため、こうしたリスクに対する認識が当初は甘く、契約書の中で十分な対策を講じないまま受注してしまった模様だ。アイーダ社にも相応の費用を請求する意向だが、交渉は難航が要されるため、現時点で想定されうる2隻分の最大追加費用として約600億円を今14年3月期の特別損失として計上する。
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