「ベトナムの高速道路」は日本と何が違うのか

バイク王国における高速道路のあり方とは

ベトナム・ハイフォンの料金所の様子(筆者撮影)

2月中旬、世界中が新型コロナウイルスで揺れる中、観光地の事情を調査するためにベトナムを訪れた。ベトナムは2月18日の訪問時点でウイルスの感染者は16人でうち15人はすでに退院しており、残りの1人も25日に退院したという状況で、日々感染者が増加している日本と比較しても平穏といってもいい状態だった。

東洋経済オンライン「自動車最前線」は、自動車にまつわるホットなニュースをタイムリーに配信! 記事一覧はこちら

しかし、ベトナムで企業も学校も1週間ほどの休暇となるテト(旧正月)が明けた後も、ほとんどの学校が2月いっぱい臨時休校となっていて、私が訪れたハノイ工科大学にも学生の姿はほとんどなかった。27日夕方に唐突に政府から発表された日本の全国的な一斉休校の要請に比べて、はるかに早めに手が打たれていたことに感心しながら、今回の訪問でベトナムの北中部の高速道路を走ったので、その様子を伝えたい。

急速に進む高速道路の整備

ベトナムというと、ハノイやホーチミンなどの大都市で、群れをなしてバイクが疾走する映像がお馴染みであることからもわかるように、自動車の個人所有率はまだまだ低く2017年で2%に届かない状況である。

公共交通機関以外の市民の足は、今もバイクが中心だ。しかし、経済成長とともに自動車の普及も急速に進んでおり、2019年にはベトナムでビンファストというメーカーによる国産車の生産が始まっている。

高速道路も首都ハノイと南部の中心都市ホーチミンの周辺を中心に建設が進んでおり、今回の訪問では、ハノイからベトナム一の港湾都市ハイフォン、そしてその先の観光地ハロン湾までと、ハノイから南に向かう国道1号線に沿うように建設が進んでいる南北高速道路の一部を走行した。

次ページベトナムの高速道路で気づいたこと
自動車最前線の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • グローバルアイ
  • 賃金・生涯給料ランキング
  • ボクらは「貧困強制社会」を生きている
  • 就職四季報プラスワン
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ウーバーイーツ配達員の過酷
ウーバーイーツ配達員の過酷
イオン「フジ実質買収」で岡田会長が語った未来図
イオン「フジ実質買収」で岡田会長が語った未来図
採用担当者が嘆く「印象の悪い就活生」の共通点
採用担当者が嘆く「印象の悪い就活生」の共通点
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
統合から20年どこでつまずい<br>たのか みずほ 解けない呪縛

みずほ銀行が相次ぐシステム障害で窮地に陥っています。その根底には、3行統合から今に至るまで解決できていない呪縛と宿痾が。本特集ではみずほが抱える問題点をガバナンス面や営業面などから総ざらい。みずほは立ち直ることができるのでしょうか。

東洋経済education×ICT