2月10日に登場したトヨタの新型車「ヤリス」。少し詳しい方ならご存じだとは思うが、ヤリスとはこれまでの「ヴィッツ」の輸出名で、今回のフルモデルチェンジを機に、日本でもヤリスの名前で販売することになったというもの。つまり、事実上の「4代目ヴィッツ」だ。
ヤリスはプラットフォームにTNGA(Toyota New Global Architecture)を採用し、エンジンも新開発のものが用意されるなど、グローバルに販売される車種として格段の進化を見せている。
はたしてそんな新型ヤリスを購入するとしたら、どのグレードがオススメなのだろうか。
パワートレインは3種、6速MTも設定
ヤリスに用意されるエンジンは1.5Lハイブリッドと1.5Lガソリン、そして1.0Lガソリンエンジンの3種類。従来型には1.3Lガソリンエンジンが設定されていたが、それが廃止された形となった。
1.5Lエンジンはハイブリッド、ガソリンともに新開発のダイナミックフォースエンジンを採用。4気筒から3気筒へ気筒数は減っているものの、走りと環境性能を両立させるエンジンとなっている。
とくにハイブリッドの燃費は、WLTCモード燃費で36.0km/L(HYBRID X)となっており、同時期に登場した新型ホンダ「フィット」のハイブリッドモデル(29.4km/L)と比較しても、低燃費だ。
1.5Lのガソリンエンジンは、先代型ではスポーティグレードのみに搭載されていたが、今回はベーシックなグレードにも搭載されることになった。
現状、先代にあった「RS」や「GR」といったスポーティグレードは存在していないが(4WD+ターボの「GRヤリス」は除く)、1.5Lガソリンエンジンの全グレードで6速MTが選択できるようになったのは、MT派ユーザーには朗報と言える。
残る1.0Lガソリンエンジンは先代からのキャリーオーバーとなるが、細かな改良が加えられ、WLTCモードで20.2km/L(G/X/X “Bパッケージ”)と燃費性能が向上している。
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