第2回 そうはいっても正社員は魅力的

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前回に引き続き、「正社員になれるのだったら、ブラック企業でも勤めるべきですか?」「無理して正社員目指して就活しなくてもいいんじゃないですか?」という質問に答えていきましょう。

質問3 正社員になれるのだったら、ブラック企業でも勤めるべきですか?

これも難しい質問です。

もちろん、心身ともに破壊されてしまうまで働かされるような企業にしがみつく必要はありません。また、違法な働かせ方を平気でするような企業もだめです。

ブラック企業、ホワイト企業を見分けるには、『就職四季報』(東洋経済新報社)が参考になると思います。例えば、3年後離職率や有給消化の状況などの指標も掲載されています。また、今野晴貴さんの書いた『ブラック企業』(文春新書)も参考になります。

しかし、一方で、仕事がきついという理由だけで、「ブラック企業」と見なされてしまう企業もあるようです。そういう会社まですべて「ブラック企業」だ、と決めつけて、避けようとしてしまうのも問題です。

きつい仕事でも、あるいはブラック企業とされた企業でも、いきいきと働いている人もいます。自分がやりたいことであれば、多少つらいことでも我慢してやってしまうこともあるでしょう。

世評で言われている「ブラック企業」だから行きたくない、考慮にも入れない、ということではなく、本当にそこには自分のやりたいことがあるのか、「やりがい」があるのかをみきわめて判断したほうがいいと思います(もちろんそれがとても難しいのですが……)。

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