病気ではない、特性をもっているだけだ--『アスペルガー症候群』を書いた岡田尊司氏(精神科医)に聞く

病気ではない、特性をもっているだけだ--『アスペルガー症候群』を書いた岡田尊司氏(精神科医)に聞く

こだわりが強く、対人関係が不器用なアスペルガー症候群。広汎性発達障害の一つだが、「問題児」にして「現代の寵児」でもあるという。働き盛りの大人にもしばしば「困った人」として見られるその特性を、個人として社会としてどう生かしたらいいのか。

--おおづかみにアスペルガー症候群とは。

一言で表せば、周りの人とずれやすい。それも二つの特徴があって、一つは対人関係に不器用であり、もう一つはとかくこだわりが強い。

そのうち、対人関係が不器用といってもいろいろあって、消極的なタイプばかりではない。ものすごく積極的だがピントがずれてしまう。また、自分の言いたいことだけ言って、相手が反応しても一方通行でそれにはあまり応えなかったりする。

こだわりの強さは、周りが見えないことにつながる。視野が狭くなり、一方で関心のあることについては深い知識において優れる。

特徴は自分の世界にはまりやすいことで共通し、周囲と共鳴し合う、あるいは共感し合うというのが苦手だ。根底にそういう特性がある。

--なぜなるのですか。

遺伝的に不利な素因がそろいすぎると発症しやすいという、遺伝的な傾向はあるが、このほか原因にはいろいろな議論がある。

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 自衛隊員も学ぶ!メンタルチューニング
  • 日本野球の今そこにある危機
  • 森口将之の自動車デザイン考
  • 最新の週刊東洋経済
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
ビジネスに効く<br>最強の健康法

現代人の大きな悩みである健康。多忙なビジネスパーソンのため、すぐに実践でき即効性がある健康法を厳選。糖質制限簡易版に加え「ゾンビ体操」「これだけ体操」を大きなイラスト入りで紹介。健康経営、健康ビジネスに踏み出す企業も満載。