21. 中世にはクリスマスの時期、各家庭でキリスト降誕の場面を再現した人形を飾る習慣が広まった
22. ドイツのニュルンベルクは中世に人形玩具の工匠ギルドが生まれたことから、今も玩具の町として知られる毎年世界最大級の国際玩具見本市も開催
23. 14世紀にパリのクチュリエが人形に。最新のファッションをまとわせ顧客へのサンプルに利用した。これがファッションドール(フランス人形)のはじまりとみられる
24. フランスの思想家ルソーは、洋服の着こなしや裁縫教育に役立つとして人形遊びを提唱した
25. 18~19世紀には、ヘッドや手足に陶磁器のパーツを用いたビスクドールが登場して人々を魅了した
26. 20世紀以降セルロイドなどの手軽な素材の人形が登場するとビスクドールの生産は縮小していった
27. ビスクドールの「ビスク」はフランス語の「ビスキュイ(二度焼き)」に由来し、お菓子のビスケットと同じ語源
28. フランスのジュモーやゴーチェがビスクドールの代表的工房現在はアンティークドールの人気銘柄である
29. 最初に人形を商標登録したのはジュモーといわれる
30. 1855年のパリ万博に日本の市松人形が出品されると、欧州でも子どもをモデルとした「べべドール」が作られた
31. 市松人形の名は歌舞伎役者・佐野川市松の舞台姿に由来するとする説が定説
32. 18~19世紀に欧州で作られた機械人形「オートマタ」一般的にはオルゴールの動力で動く人形をさす
33. 日本では『今昔物語』に高陽親王の機械人形が登場これが人を模したからくり人形の最古の記録といわれる
34. ポルトガルのリスボンでは壊れた人形を治すための「人形病院」が1830年から営業すべての患者にカルテがあり、丁寧に修理が施される
ぬいぐるみ第1号はゾウだった
35. 1880年創業の世界最古のぬいぐるみメーカー、シュタイフ社のぬいぐるみ第1号は小さなゾウだった
36. シュタイフが生み出した最初のテディベアは1902年に完成し、翌年ライプツィヒ見本市で発表された「55PB」
37. 「55PB」は現物が残っていないため、現存最古のテディベアは1904年のシュタイフ製「28PB」とされる
38. シュタイフ社製品に付く「ボタン イン イヤー」は1904年より登場。世界最古のトレードマークともいわれる
39. シュタイフ社はゴジラ、ピカチュウ、トトロ、ドラえもん、くまモン、よつばと!など日本発のキャラクターとコラボした限定商品企画も数多く実現
40. 英国のテディベアメーカーとして伝統を誇る「メリーソート」は1930年創業
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