グローバル化が進む中、親たちは、子供を世界で通用するエリートに育てるため、日々、努力を重ねている。しかし、若手マザーの中には、子育ての仕方がわか らず、周りの助言にも恵まれないケースも多い。そこで、ベストセラー「
世界中のエリートの働き方を一冊にまとめてみた」の著者であるムーギー・キム氏の母親で、子供を国際弁護士、国際金融マン、海外著名大学教員、公認会計士に育て上げた 著者が、読者の皆様からの子育て相談に回答する。
今日は気難しいお姑さんの世話で神経をすり減らし、育児が思うようにできないと悩む若いママからのご相談について、考えてみたいと思います。
【ミセス・パンプキンへの子育て相談】
私は30代の女性で、小学生から幼稚園児の3人の子供と夫、義母の6人家族です。義母との同居は結婚前から決まっていました。
学校を卒業すると同時に結婚し、料理をはじめ家事全般が上手ではありません。世間知らずとは恐ろしいもので、自分がいかに料理や掃除が下手かという自覚がないまま、そして義母との同居がどれほど大変かの覚悟もないまま結婚しました。
実際に同居してわかったことは、義母は、嫁が努力しているか、性格はどうかなどには関心のない人で、いかに私が毎日、部屋中をピカピカに掃除するか、3度の自分の食事を口に合うように作るかなどに、全神経が集中する人でした。
私が一番苦手とすることが義母にはとても重要で、それが上手くできない私が義母は憎くてしかたがありません。できないのではなく、やる気がないとうつるようで、教えるとか注意する段階がなく、いつも敵の娘を人質にとっているかのような怒りと叱責、愚痴と近所への言いふらしで明け暮れる人なのです。友だちに愚痴ると、いつの時代の話かと信用してもらえないほどです。
夫は苦労して育ててもらった母親への思いが強く、「嫁の代わりはあっても母親の代わりはない。努力が足らないお前が悪い」と取り付く島もなく、ストレスは増すばかりです。
先日も、長男が始めて行く塾の道順を教えるために夕方に外出しましたら、自分の夕食が少し遅れたと大騒ぎ。自分の時代には塾なんて行かせなかったと八つ当たりが止まりません。私の神経は磨り減り孤立し、こんな調子で3人の子育てがちゃんとできるのか、本当に不安です。このような嫁姑問題についてはどのような考えをお持ちですか?
<ミセス・パンプキンからのコメント>
韓流ドラマに学ぶ、素晴らしい姑の姿
最近60代の友人から、「嫁姑問題と世間ではよく言うけれど、どんなことが問題になるわけ?」と聞かれ、腰が抜けるほど驚いたことがあります。そんな嫁姑関係もあるのですね。ドラマの中だけと思っていましたから目から鱗でした。こんな人は田舎では例外です。
私は韓流ドラマの大ファンですが、中でも家族の絆がさらに強くなる過程を描いた家庭ドラマに、いつも感動をもらっています。そんなドラマはたいてい、理不尽なことで息子の妻を叱ったりいびったりしない、賢くて愛情深い姑が主人公です。人生の先輩として、若い人へ伝統や智恵などを伝達することに愛情や自信がみなぎり、ドラマの中の人ですが「会いたい!」と憧れる人ばかりです。
習慣や感情の違いからどちらかが傷ついたり争ったり、疎遠になったりしますが、考え違いをはっきり指摘し合い、双方が成長し、理解し合い、考えが浅かった方は謝り、ハッピーエンドに向かう物語は、ドラマといえどあなどれません。学びどころ満載です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら