私の周りには、同居別居を問わず、実例を挙げるのは差し障りがありますが嫁姑問題はよく耳に入ってきます。昨今気になるのは、息子夫婦や世間様から、良い姑とみられたいために、姑が若い人に機嫌を取りすぎていることです。機嫌をとられている若いお嫁さんは、仲が悪くとも厳しい姑がいるお嫁さんに比べると、少し問題を含んでいる場合があります。
言い換えると、冒頭で挙げた韓流ドラマにみるような、将来に責任をもった厳しい愛情をもつ姑よりは、昨今、無責任な姑が多くなったように感じるのです。注意して嫌な顔をされるよりは、その場さえ良ければ良しというトラブル先送り関係には、私は不満をもっています。
姑さん側に「お宅は仲が良くてよかったね」といえば大概は、「私が我慢しているだけ」と返ってきます。一面いいことですが、ますます水臭い家族関係や人間関係が増えていくようで、その先がみえるようです。「韓流(とくに“頑張れクムスン”)の愛情深く、厳しい愛ある姑を目指せ」と言いたくなります。
優しくしすぎても、付け上がるだけ?
さてやっと、もう一つの回答ということになります。先に挙げました極端な二つの例は、心優しい方が、わがままだったり情のない側に合わせ過ぎていることです。常識があれば振舞えないわがままを通す人たちなのですから、常識がない、つまりは、恥を知らない人たちに常識人が合わせている逆現象です。
「付け上がる」という言葉がありますが、優しさが付け上がりを助長しているだけで、一方の犠牲は大きくなるばかり、何の解決にもなっていません。もうおわかりですね。貴女のお姑さんの性格も変わることはありません。貴女が今のまま、神経をすり減らすほどお姑さんに合わせているかぎり。
祖父母と暮らす子供さんたちには、その経験がない子供さんたちよりは、ずっといい教育になっていることは、今は気づかないでしょうけれどその道20年以上の私が保証いたします。その意味でもお姑さんは、煙たい存在ですが感謝すべき存在であることには変わりはありません。
ですから邪険にしてよいという意味ではありません。きっぱりと、もうできないことはできないと意思表示し、貴女自身割り切りましょう。子供の塾通いが始まるのがよい機会です。子供の成長と共に仕事が増えれば、今までできていた仕事でも削らねばならなくなるのは当然です。
貴女が神経をすり減らし孤立した状態で子育てをするのは、貴女の人生に悔いをもたらし、何よりも子供さんたちが払わされる犠牲は計り知れません。貴女はスーパーマンではないのです。親の代わりがないのなら、子供の代わりもありません。
強いママになって、姑根性が支配する家庭から、貴女が愛情をもって育児ができる家庭にお姑さんを巻き込む方向に舵を切ってください。難しそうですがきっとできますよ!なぜならば、貴女は子供たちの将来に責任を持つママだから。
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