人間には聞こえない周波数の音を出す
そこでJR東日本が今回、導入したのが、3月4日に発表されたNTTドコモの「Air Stamp」というソリューション。人間には聞こえない周波数の音を出し、端末側で検知することによって、正確な入場・チェックイン情報を取得することができるものです。
これまでもドコモは「ショッぷらっと」で導入されているような「音のQRコード」の開発に力を注いでいましたが、今回はSDK(Software Development Kit)と認証サーバーを、契約した開発者に提供します。
セキュリティもかなり頑張っているようです。そもそもアナログデータなので、解析するのが難しいのですが、さらに、録音してほかの場所で使用することもできないようになっているようです(音波の中につねに時刻情報を埋め込んでいると考えられます。インターネットのセキュア通信にも同じ仕組みがあります)。
この技術って、以前、ニッポン放送が試験的に使用していた「トーンコネクト」の多機能発展版ですね。トーンコネクトでは、人間には聞こえない音を流すことが規制されているラジオの電波で、サイトのURLなどデジタル情報を発信するために、メロディにデータの情報を埋め込んで流していました。
電波による通信が主流になっている今ですが、音と光の通信は、音のスピードの遅さや、透過性のなさなど、その制約ゆえに、まだまだいろんな活用場所がある気がします! 今後の進化が楽しみです。
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