「コード・ブルー」作り手が語る医療ドラマの裏 新ドラマ「トップナイフ」が追求するリアル

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脚本家と外科医として医療ドラマにかかわる2人が裏側を明かす(撮影:小原 太平)
テレビ業界でテッパンと言われる“医療ドラマ”。天海祐希さん主演で1月11日(土)よる10時からスタートするドラマ「トップナイフ—天才脳外科医の条件—」(日本テレビ系列で)の脚本家を務め、同ドラマ原作となる初の小説「トップナイフ」を刊行した林宏司氏と、「医龍」「コード・ブルー」など、林氏が手がけた多くの医療ドラマの監修を行う外科医の新村核医師が、医療ドラマ製作の裏側を語り合った。

「コード・ブルー」を見て進路を決めた若者

林 宏司(以下、林):お医者さんって、普通の人からするとハードルが高いイメージがあるんです。頭がよくて、厳しい仕事をしていて、ちょっと冷たい印象もある。でも新村先生に初めてお会いしたとき、とても気さくで話しやすかったんですよ。

新村 核(以下、新村):「コード・ブルー —ドクターヘリ緊急救命—」(2008年、フジテレビ)の打ち上げの席でしたね。すぐに意気投合して、お酒を飲んだり食事に行ったりする仲になりました。「コード・ブルー」は反響が大きかったですね。

:「ドラマ見てました」にとどまらず、「あのドラマを見て医学部に進みました」と言われたのは初めてじゃないかな。医療関係を志望する若者が増えたと聞いて、うれしいですよね。「コード・ブルー」は医療ドラマのなかでもきわめてシリアスな面を描いたせいか、当初はあまり反応がよくなかった。ハッピーエンドの話ばかりではなかったし、「若い人を過酷な目に遭わせているドラマ」と言われたこともあります。でもそのシリアスさをきちんと受け止めて、将来の夢を見つけてくれた人がいる。本当にやってよかった。

新村:林さんには葛藤がありましたよね。フィクションと現実、つまり脚本・演出と実際の医療との間には、いつもせめぎ合いがあります。

:そこが、たとえば家族ドラマとは違う緊張感があるところです。医療ドラマは人の命に直結したものを描くので、本当にフィクションにしていいのだろうかと気を揉みます。後ろめたさにも似た、独特の覚悟がいりますね。ただ、病気や怪我は誰しも身近にあることで、その不安や悲しみをドラマティックに表現するからこそ、医療ドラマは多くの人の興味を引くのだとも思うんです。視聴者は他人事ではなく、自分の問題として見てくれる。

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