あおり運転にお灸据える「最新ドラレコ」の威力

2020年「ドライブレコーダー」トレンド予測

前方だけを撮影する「1カメラ型」は最も広く普及しているタイプ。写真は「JVC GC-DR20」(写真:筆者)

今やドライブの必須アイテムとして知られるようになった、ドライブレコーダー(以下:ドラレコ)。

間もなく訪れる年末年始は、多くの人が帰省や行楽でクルマを利用する機会も増えてくる。となれば、気を付けるべきは交通事故だ。

いくら自分が安全に気を使っていたとしても事故に巻き込まれてしまうケースはあるし、さらに事故に遭わないまでも、無理な割り込みや極端に短い車間距離など、安全をおろそかにする“あおり運転”に遭遇することも考えられる。そんな時にドラレコは貴重な証拠として活躍してくれるのだ。

出荷台数は前年比5割増し

ドラレコは少し前まで大半が業務用途だったが、あおり運転が社会の注目を集めるようになると、その主戦場は一般ユーザーへと移り始めた。

電子情報技術産業協会(JEITA)が発表した2019年度第2四半期のドライブレコーダー出荷台数は、前年同期比52.5%増の131万5146台と、四半期の出荷台数としては過去最高を更新している。

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2019年度第2四半期からは業務用とコンシューマー用が別々に統計されるようになり、それによると全体の92%がコンシューマー用とのことだ。ドラレコが、一般ドライバーの間では当たり前になってきている状況が、ここからも見て取れる。

では、ユーザーはドラレコにどんな効果を期待しているのだろうか。

それは、事故発生時の状況を動画データできちんと裏付けてくれることへの期待だ。とくに自分に不利益が発生しそうな状況下では、ドラレコのデータがあるかないかで大きな違いが出てくる。その意味でドラレコはデジタルデータによる“証言”をしてくれるマシンでもあるのだ。

装着理由を見てみると、「あおり運転」や「盗難」に対する抑止効果が上位にあがる。ドラレコを装着していることを外部へ訴えることで、これらの行為を少しでも控えてもらおうというわけだ。

また、ドラレコを装着したことで自らの運転を正そうという意識も働くし、そうなれば結果として安全運転の促進にもつながることもある。一方で、ドラレコをドライブの思い出記録として活用する人もいるようだ。

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