米国、道路修復に4年間で3020億ドル投資 オバマ大統領が表明、議会審議進展は見込み薄
[セントポール(米ミネソタ州) 26日 ロイター] -オバマ米大統領は26日、道路・橋の修復に4年間で3020億ドルを投資する計画を発表した。
ただ、財源を確保するには税制改革が必要で、議会で審議が進む見込みは薄いとみられている。
議会は、運輸関連の歳出法案を9月30日までに可決する必要がある。道路整備費の財源である道路信託基金は、歳入不足で必要な整備費用をねん出できない状況となっている。
このため、オバマ大統領は、一部の優遇税制を廃止して歳入を増やし、1500億ドルを運輸分野に振り向ける4年間のプランを策定。ただ、実現には法人税改革が必要となる。
大統領は「議会が夏の終わりまでに運輸法案を可決しなければ、建設事業がストップし、機械が利用されず、雇用が失われる」と表明。
共和党のベイナー下院議長は、この問題について大統領と協議したが、結論は出なかったと述べた。
上院環境公共事業委員会のバーバラ・ボクサー委員長は、大統領の案が議会を通過する可能性は低いとの見方を示した。
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