「不倫夫の自殺」で1000万円請求された妻の告白 事故物件化した賃貸にのしかかった賠償義務
直ちに救急車が呼ばれ、病院に搬送された。マンションの周りには救急車とパトカーが停まり、ちょっとした騒ぎになってしまった。その様子は、近所に住む大家も見ていた。
「部屋が事故物件になってしまったのではないか?」と危惧した大家は不動産会社に電話を入れた。
そして不動産会社から、自宅に待機していたぺるみさんに電話がかかってきた。
あれよあれよという間に事故物件決定
「不動産会社からは『もし事故物件にしてしまった場合、損害賠償とその他で、1000万円払っていただきます』と言われました。まだ自宅で亡くなったとは確定していませんでしたが、パトカーや救急車が来ているのを見て決めつけてきたようです」
病院に運ばれた際の夫の生死は微妙なところだったのだが、とにかく死体検案書には「自宅で首を吊って死んだ」と書かれてしまった。
「それで事故物件が決定してしまいました。反論したいこともあったのですが、それには時間もお金もかかる裁判が必要でした。
泣く泣く受け入れるしかありませんでした。あとは1000万円から値段を下げるしかありません」
大家はいくら請求しても構わない。
ただ、それでも1000万円という額はかなり高額だと言う。
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