「不倫夫の自殺」で1000万円請求された妻の告白 事故物件化した賃貸にのしかかった賠償義務

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「何とか継続して暮らしていたんですが、溝はまったく埋まらなくて、

『家を出ます』

と言って、子供と一緒に別居生活を始めました」

協議離婚になり、互いの両親とともに話し合いをしていたが、夫は

「離婚しない」

の一点張りだった。

それから夫は、家族や友人に説得されてなんとか離婚を受け入れたようだった。

「それで、夫が自宅へ

『朝、9時に離婚届を取りに来い』

って言ったんです」

ぺるみさんは夫と顔を合わせる気にはならず、ぺるみさんの母親に取りに行くようお願いした。

そこで待っていたものは…

ぺるみさんの母親がマンションに着くとキッチンのテーブルの上には離婚届が置かれていた。しかし、夫の姿はなかった。隣の部屋を見ると、寝ている足が見えた。ぺるみさんの母親が恐る恐るのぞいてみると、夫はロープで首を吊っていた。

「母からの第一報で『首を吊って死んでいる』と聞いたときは、あのマンションのどこで首を吊ったんだろう?と思いました。夫は183センチと高身長で首を吊るのは難しいだろう、と思ったんです」

夫は、パソコン机の下にロープを張り、そこに首をかけて死んでいた。体の下には失禁防止用なのだろうか、布団が敷かれていた。

首吊り自殺は足が空中に浮いているイメージがあるが、実際には地面に足が着いている場合が多い。体が地面に着いている首吊り自殺は、医学用語では非定型的縊首という。

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