人民元、米ドルへの対抗通貨となる可能性

ECBのメルシュ専務理事が示唆

2月26日、ECBのメルシュ専務理事は、人民元が最終的に米ドルに対抗する存在となる可能性があるとの認識を示した。写真は両通貨。台北で2010年6月撮影(2014年 ロイター/Nicky Loh)

[ルクセンブルク 26日 ロイター] -欧州中央銀行(ECB)のメルシュ専務理事は26日、中国の人民元が国際貿易や投資分野で重要性を増しつつあり、最終的に米ドルに対抗する存在となる可能性があるとの認識を示した。

同氏は人民元に関する会合での演説原稿で、人民元が国際投資通貨として地歩を固める第一歩を踏み出しつつあるとして、中国政府に経済や金融部門の改革を続けるよう求めた。

同氏は「もし(中国政府が)そういうことを実行できれば、いつの日か主要な準備通貨になる可能性もある」と指摘した。

さらに「中国経済の規模や、世界貿易や恐らく金融分野での重要性に鑑みて、人民元は最終的に米ドルに対抗する存在となる可能性を秘めている」とした。

同氏は、人民元の国際化が進み、ユーロ圏内の金融機関が保有する人民元建て資産へのエクスポージャーや負債の増大で生じるリスクについて、より注意深く監視する態勢が必要になるとの認識を示した。

また「ユーロ圏内での中国金融機関の存在感が増し、自国や受け入れ当局間の協力、情報交換を拡大させる必要性など、銀行監督にかかわる課題も生じている」と指摘した。

マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 令和を生きる若者のための問題解決法講座
  • 精神医療を問う
  • 読んでナットク経済学「キホンのき」
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
イオン23年ぶりトップ交代<br>新社長に2つの重い課題

GMS(総合スーパー)最大手のイオンが23年ぶりの社長交代を決めました。ただ、目下のグループ経営は、低採算にあえぐGMS事業、緒に就いたばかりのネットスーパー事業と課題が山積。荒波が押し寄せる船出で、針路が注目されます。

  • 新刊
  • ランキング