入社8年、ITベンチャー勤務30歳の強烈な後悔 企業理念だけで就職先を決めた先に見た現実
・賞与や退職金制度
・通勤時間や通勤手当
・転勤制度
・労働時間
・フレックスタイム制の有無
・年間休日や有休などの休暇制度
・有休取得率
・福利厚生制度
ざっと挙げただけでもさまざまなポイントがあります。
自分が勤める会社のポイントを、その会社の理念や社長への共感に求めることは長く働くうえでは非常に大事な要素です。ただ、長く働くために必要なことはそれだけではないのです。後悔しないようにせめて、求人票や会社説明会レベルでもわかることは確認しておくことが重要です。
「理念経営」はブラックか?
世の中には「やりがい」のある仕事をしている人はたくさんいます。理念経営を心がけている経営者もたくさんいるし、その多くは社員の働く環境を整えているものです。したがって、理念経営=ブラック企業ということではありません。
ましてや、賞与や退職金がないのもよくあることでブラックでも何でもありません。自分が制度の整った企業と比べ、勝手にブラックと思ってしまっているだけです。
世間では鈴木さんのような例を、「やりがい搾取」と呼ぶことがありますが、中小企業であろうがしっかりしている会社はしっかりしているし、大企業でもダメな会社は存在します。それを選択してしまうのは自分自身が情報弱者であることも要因の1つとなっているのです。
ビジネスパーソンにとっては就業する“未来の自分”を想像しながらしっかりと情報収集をし、自分の中の優先度をしっかり持って就活や転職活動をしていくことがより重要になるでしょう。
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