ホンダ、本社役員に外国人と女性初登用 女性管理職は、全体のまだ0.7%

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2月24日、ホンダは、執行役員にホンダサウスアメリカ・リミターダ取締役上級副社長のイサオ・ミゾグチ氏が就く人事を発表。社外取締役には、芝浦工業大学大学院教授の國井秀子氏の内定も決めた。写真は同社ロゴ。2012年7月、川崎市で撮影(2014年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 24日 ロイター] -ホンダ<7267.T>は24日、執行役員にホンダサウスアメリカ・リミターダ取締役上級副社長のイサオ・ミゾグチ氏が就く人事を発表した。社外取締役には、芝浦工業大学大学院教授の國井秀子氏の内定も決めた。

本社役員に外国人と女性を登用するのは、ホンダとして初めて。

ミゾグチ氏はブラジル国籍を持つ日系ブラジル人で、現在モトホンダ・ダ・アマゾニア・リミターダ取締役社長も兼務。4月1日付で南米地域担当の執行役員として就任する。

國井氏は現在、芝浦工大大学院工学マネジメント研究科教授で、同大学学長補佐、男女共同参画推進室長も務める。内閣府の男女共同参画推進連携会議議員メンバーでもある。6月に開く定時株主総会を経て就く予定。ホンダは今回の登用について「最適な人材配置」の結果としている。

政府は日本の成長戦略の中核として提唱している女性活用の具体策として、社会のあらゆる分野で指導的地位に占める女性の割合を「2020年までに30%程度」とする目標を掲げている。その達成に向けて、安倍晋三首相は「全上場企業でまずは役員に1人は女性を登用してほしい」と経済界に要請している。

ホンダの従業員(日本)に占める女性の割合は約7%で、女性管理職は0.7%にとどまっている。

(白木真紀)

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