ヤフーとLINE、浮上した「経営統合」の衝撃度

経営統合で両社の悩みは一気に解消される

経営統合は実現するか? 写真はヤフーの川邉健太郎社長(左)とLINEの出澤剛社長(右)(撮影:今井康一)

ソフトバンクと韓国NAVER(ネイバー)が、傘下のヤフーとLINEの統合に向けて最終調整に入っていることが明らかになった。

これまでもLINEとソフトバンクの両社に接点がなかったわけではない。ソフトバンクは昨年3月にMVNO(仮想移動体通信事業者)のLINEモバイルを買収している。

ヤフーもLINEも悩みを抱えていた

両社にはそれぞれの悩みがあった。メッセンジャーアプリで国内最強のLINEは、スマホ決済や人工知能(AI)への積極投資など多角化戦略を進めているが、先行投資の負担が大きく営業赤字に沈んでいる。

一方のソフトバンクとヤフーはECなどネット事業が万年3位。1位を目指してZOZO買収などを行っているものの、決定打を持っているとは言いがたい。今回の統合構想は、両社の悩みを一気に解消できる可能性を秘めているものだ。

統合計画が明るみになった翌日の14日。株式市場は両社の統合を「歓迎」した。LINE株は値幅制限いっぱい、年初来高値の5290円まで上げてストップ高(前日終値は4585円)となった。Zホールディングス株も年初来高値449円をつけた(同384円)。

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