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インドのドタキャンに翻弄される安倍外交 巨大経済圏構想「RCEP」が頓挫した深刻な内情

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こうした状況の打開に向け、最近のインドはRCEP交渉にがぜんやる気を見せてきた。モディ首相率いるインド人民党(BJP)が5月の総選挙で圧勝したことも追い風になった。

「インドの政治家は対中貿易赤字が6兆円もあると文句を言っているが、インドの産業に競争力がないからこそ、そうなっている。世界のサプライチェーンとつながり、製造業を育てたい。それに向け、RCEPは起爆剤となるという考えがインドの経済官僚に共有されてきた」(インドに詳しい国際金融筋)

首脳宣言前日で突然の心変わり

インドの姿勢の変化を受け、最大の難所だった電子商取引や知的財産でも、TPP並みとはいかずとも日本政府も納得できる水準で交渉はまとまった。20分野にわたる条文交渉はすでに完結し、あとは関税などを残すだけとなっていた。インドが懸念する中国からの輸入急増リスクには、緊急輸入制限(セーフガード)の導入が対策として提示された。こうした懸念を解消していけば、2020年2月までには妥結が可能だと思われた。

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