台風19号の被災地「明日からの大雨」に警戒を 土砂災害や河川氾濫、前兆感じたら避難を
土砂災害には、前兆現象があります。地面やがけにひび割れができたり、地鳴りや山鳴りが聞こえたり、土が腐った匂いなど異臭がしたら、早めに避難しましょう。
斜面など危ない場所には、絶対に近づかないようにしてください。
また、16日正午時点の洪水危険度の分布を見ると、栃木県を流れる黒川は警戒に相当していました(17日現在は解除されています)。黒色で表現されている河川は、すでに氾濫している河川です。
雨が降ることにより河川が増水すれば、氾濫が発生するおそれがあります。すでに氾濫している河川では、洪水の危険度が高まります。
また、下流では雨が降らなくても、中流や上流で雨が降ることによって、氾濫することが考えられます。浸水害につながるおそれもあります。
洪水警報や注意報が出ている地域、今後発表される地域を中心に警戒してください。増水している河川や氾濫した河川を見に行くのは非常に危険なのでやめましょう。
改めてハザードマップの確認を
今回、河川の氾濫によって浸水した地域は、東京23区では自治体のハザードマップとほぼ一致していたそうです。改めてハザードマップを確認するのも良いかもしれません。
土砂災害、河川の氾濫、浸水などの災害は、今回のような記録的な大雨の後しばらくは、雨が降っていなくても発生する可能性があります。雨が降れば、その危険がさらに高まります。
今週末は、台風19号の被災地の東日本と東北でまとまった雨となり、状況次第では大雨となるところがありそうです。被災地へボランティアに行かれる人も、十分気をつける必要があります。低気圧の速度や発達具合によっては、雨の範囲や降水量が変わる可能性があるので、最新情報を確認しましょう。
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