以上のことから、自己肯定感と恋愛パートナーの存在の有無は関係性があると考えられます。小学生男子の自己肯定感が高いのは、まだこの頃は恋愛というものに興味もなく、真剣に向き合っていなかったからでしょう。
女子の自己肯定感が小学6年生あたりからマイナスへと向かうのも、初潮など「自己の性への目覚め」というものを突き付けられたことに起因するのではないでしょうか。
恋人の有無と自己肯定感の関係は?
自己肯定感と恋愛との相関性について、さらに検証していきます。自己肯定感の高低別に、「現在付き合っている恋人がいるか」「今まで恋人がいたかどうか」によって違いがあるかを見てみます。比較のために既婚者のデータも入れておきます。
これで見ると、男女とも「現在恋人がいる」層が最も自己肯定感が高く、「今まで一度も恋人がいたことがない」層がいちばん低いという結果となりました。未婚男性においても、付き合っている相手がいる場合、自己肯定感がない率が既婚者とほぼ同等になります。
また、未婚男女で比べると、女性より男性の方が付き合うパートナーがいないことによる自己肯定感の低さの影響が大きいようです。つまり、未婚男性の自己肯定感は、恋愛相手がいるかいないかで大きく左右されるということになります。
ちなみに、未婚の自己肯定感には年収の多寡ももちろん影響はあります。年収が上がることによって自己肯定感も上昇はします。ですが、未婚男性の場合、年収1000万円超えで大きく上昇するにせよ、1000万円未満では300万円未満であっても大体30%台にとどまります。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら