バス・鉄道「共通1日乗車券」、普及すれば便利だ

欧米の「ゾーン運賃」には見習う点が多い

東京とその近郊を走るJR東日本と大手私鉄に加え、都営地下鉄、つくばエクスプレスにおける「一日乗車券」の発売状況を調べてみた。

実は1枚で、鉄道とグループ会社のバス双方がともに1日乗り降り自由のきっぷはかなり珍しい存在で、ほかには都営交通(地下鉄、都電、都バス、日暮里・舎人ライナー)すべてで使える「都営まるごときっぷ(700円)」と、一部、観光地向けのエリア限定のものがある程度だ。

東急のような例は少ない

1000円の「東急線・東急バス一日乗り放題きっぷ」の場合だと、東急ワンデーオープンチケット(鉄道のみの一日乗車券・660円)と、東急バス一日乗車券(510円)を両方買うより割安である。

一方、一部エリア限定のものも含めると、鉄道が1日乗り降り自由となるきっぷを発売している会社はかなり多い。また、バスが1日乗り降り自由となるきっぷを発売している大手私鉄系列の路線バスも多く、Suica、PASMOなどのICカードにデータを書き込み、リーダーにタッチできる方式を採用している会社もある。

大手私鉄はすべてグループ内にバス会社を抱えているが、鉄道との一日乗車券の連携という面では、東急が先駆的な役割を果たしたのである。

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