「海ナシ県ほど寿司が好き」消費量に見る県民性 沖縄県民は意外とアイスを食べない!
食べ物の消費量のランキングには、県民の好みや風土がガッツリ反映されるもの。
まずは寿司外食費用を見ると上位に違和感が……そう、栃木も岐阜も海に面していないのだ。
ほかにも6位山梨、10位長野と、海ナシ県の4県がトップ10入り。そして、寿司店の店舗数(回転寿司を含む)1位は山梨だ。ナゼ?
栃木、海への強い憧れ
「寿司はもともと酢でしめた具材を使う『なれ寿司』が原型の保存食。新鮮な海の幸が手に入りにくい内陸でよく食べられていたので、その名残なのでは」(統計ジャーナリストの久保哲朗さん)
なかでも、栃木に行くと特に強い海への憧れ、寿司への熱い思いを感じる、と話すのは県民性博士の矢野新一さん。
「仕事で行くと接待でのごちそうはだいたい寿司ですね。実は栃木にはサーファーも多い。
夜中に家を出て車で県外の海へ向かうそう。ふだん見られない海はありがたみがあって好きなんでしょう」
お次は、もとは中華の点心だったのに、いつしか日本オリジナルのおかずになったシューマイの消費量をチェック。
冷凍品や外食を除いた調理品のシューマイの年間消費金額で比較している。トップ3は神奈川、静岡、東京の順だが、神奈川が2623円、2位の静岡は1681円と圧倒的。47位の鹿児島は361円だ。