3メガバンク、決算は絶好調

支えはアベノミクスの「追い風」

2月3日、三菱UFJフィナンシャル・グループなど3大銀行グループの2013年4―12月期決算が出そろった。写真は昨年5月、都内で撮影(2014年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 3日 ロイター] -三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>など3大銀行グループの2013年4―12月期決算が出そろった。三菱UFJを除く2グループの当期利益は過去最高を更新し、通期業績も上方修正含みで推移している。

しかし、好決算の内実は、アベノミクスの好影響を反映した株式市況の好調や、融資先企業の業況改善などの「追い風」に支えられた面が色濃く、ビジネスモデルの再構築に基づいた利益構造の拡大には、時間がかかりそうだ。

みずほと三井住友、過去最高益を更新

3大銀行グループの2013年4―12月期当期利益の通期予想に対する進ちょく率は、三菱UFJが86%、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>が93%、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が94%となり、各グループとも上方修正は「ほぼ間違いない情勢」(銀行アナリスト)となっている。みずほと三井住友の業績は過去最高を更新し、通期でも過去最高益となる見通しだ。

当期利益の大幅増にカラクリ

ただ、収益の内実は心もとない。連結業務粗利益の増益幅は三菱UFJが前年同期比3.5%増、三井住友は7.2%増と2ケタ増には届かなかった。しかし、当期利益の増益幅はそれぞれ47.5%増、28%増と大きく膨らんだ。

株高により持ち合い株式の減損処理額が縮小したことや、景気回復による融資先企業の業況改善で与信関係費用における戻り益発生が、当期利益を押し上げた要因だ。このため、「自助努力による好業績とは言い切れない」(メガ役員)という冷めた評価も漂う。

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