3メガバンク、決算は絶好調 支えはアベノミクスの「追い風」
新戦略の果実は今後の課題
資金需要の低迷と利ザヤの縮小で、国内向け貸出は苦戦が続いてきたが、それを支えてきた国債ディーリング益も、日銀の大規模な国債購入策で縮小を余儀なくされている。
新たな収益源として、三菱UFJは昨年12月には、タイのアユタヤ銀行の買収を進め、海外貸出金の2兆円増加にこぎ着けた。ただ、「PLにヒットするのはまだ先」(幹部)とする。国債ディーリング益からの依存を脱し、市場部門の対顧客ビジネスとして強化方針を打ち出してるセールス&トレーディング業務も、収益の柱に育つのはこれからだ。
自律的な収益増強策どのように描き、実現させていくのかが今後、問われることになる。
(布施太郎 編集:田巻一彦)
ブックマーク
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
トピックボードAD
有料会員限定記事
マーケットの人気記事