湖池屋が「プレミアムポテチ」路線に走るわけ

シェアトップ「カルビーに対抗しない」戦略

プライドポテトは発売後約5カ月で初年度売り上げ目標の20億円をクリア。初年度は結果的に倍の40億円を売り上げるヒット商品となった。

その後もプライドポテトは2018年10月にはうまみ調味料・香料無添加の商品にリニューアル、日本食材にこだわった商品もシリーズ展開した。さらに、2018年9月にはじゃがいもの素材本来の味わいにこだわった厚切りのポテトチップス「PURE POTATO じゃがいも心地」を発売した。

「プレミアムポテチ」という地位を築きつつある。

32年ぶりに「スコーン」を刷新

「じゃがいも心地 オホーツクの塩と岩塩の合わせ塩味」は、食品では珍しいブルーがベースのパッケージだったが、中央に積み重なったポテチが映えるシンプルなデザインが消費者に受け入れられたようだ。当初は秋冬限定の販売を予定していたが、発売4カ月で予定していた売り上げ目標の約2.3倍に到達。通年販売に踏み切った。

ロングセラー商品にもメスを入れた。2019年2月には「スコーン」を32年ぶりに刷新した。

同じコーン系のスナックでは明治の「カール」が東日本地域で販売を休止したが、スコーンは定番3商品の生地を最初から見直し、パッケージも変えることで、若者層など新たな客層の取り込みを狙った。

「スコーンは昔から食べている30代、40代の認知率・好意率は8割以上と高く、準基盤ブランドという位置づけ。従来のガツンとくる濃い味に比べると、幅広い層に受け入れられる味に仕上がった」(佐藤社長)

動画やASMR(咀嚼音を楽しむコンテンツ)など若者向けマーケティングを展開した結果、20代など若年層の購入が増えたという。販売も前年同月比で2~3割増という上々の滑り出しだ。

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