ベガス緊急事態!バッタ「超大量発生」の恐怖 人気観光スポットもバッタだらけに

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ルクソールホテルを所有するMGMリゾーツ・インターナショナルは、コメントを差し控えた。

ラスベガス・ストリップのフラミンゴホテルで「Xバーレスク」というショーの司会を務めるコメディアンのナンシー・ライアンは、夫でコメディアンのジョン・ビザールが7月26日の早朝に同ホテルの前で撮影した動画をツイッターに投稿した。

雨が多いのが原因か

ライアンはツイッターを通じてのインタビューで、バッタについて「(自分や夫のコメディーに)一言、二言盛り込む」ことを考えていると答えた。しかし同時に、「旅行客には、屋内にいるあいだは、バッタのことを忘れてもらいたい」とも言う。「みんなが知っているように、バッタは無害だ。ただ今年はたくさんいるだけ」。

さらにライアンは言う。「何年かごとに起きることだから、地元の人たちは冷静に受け止めている。ただ例年よりも多いから、衝撃的な動画で少し騒ぎになっているだけだと思う」。

今年ラスベガスでは非常に雨が多く、すでに年間平均降水量の約100ミリメートルを超えている。この雨の多さがバッタ到来の原因だと昆虫学者のナイトは言う。バッタはネバダ州南部、あるいは遠くアリゾナ州から飛来している可能性があるという。

今回集まっているバッタは、とくに問題を起こすような昆虫ではないと、ナイトは話す。このバッタの大量出現を、聖書の出エジプト記に描かれているイナゴの大量発生による災いと結びつけて考える人たちもいるが、今回のバッタはイナゴではないと言う。「このバッタはかまないし、刺すこともない。ただ、人間には好かれていない」。

次ページ外に出ると1ダースのバッタが飛びついてくる
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