恋人は24歳下｢イギリス新首相｣破天荒な私生活 26年来の妻と離婚し､彼女持ち独身の首相に

一方、ある政府報道官は同紙の取材に対し、政府側は家具購入費用を出すと申し出たが、ジョンソン氏がこれを断り家具類は自前で購入することになると語っている。

イギリス野党・自由民主党のエド・デービー議員は「真相をすべて解明したい。内閣府に書簡を送って政府がジョンソンの新居にどの程度支出する意図があったのかを明らかにするつもりだ」と語った。

恋人との口論の原因はソファ？

「ソファ・ガバメント（ソファに座ってくつろぎながら話したかのように、政府による非公式な決定の意）については聞いたことがある。だが、これはばかげた話だ」。指導者を囲む側近たちというイギリス的慣習について言及しながら、デービー議員はメール紙に語っている。「ジョンソンは大金を得たのだから、自分自身で家具を買う余裕があるはずだ」。

ジョンソンは年額7万9000ポンドの議員報酬に加え、イギリス紙『デイリー・テレグラフ』に毎週執筆するコラムの報酬として、年間で27万5000ポンドを受け取っていると言われている。さらに、昨年は講演により何万ポンドも稼いだとのことだ。首相に就任したことにより、これらの活動はおそらくやめなければならないだろう。

辞任したテレサ・メイ元首相は自身で家具を購入したこと、「メイはジョンソンほど稼いだことはない」ことを話しながら、デービー議員はジョンソンとシモンズとの口論の原因についてほのめかした。

シモンズのソファに赤ワインをこぼしたこと、金銭的に甘やかされていることについて、彼女がジョンソンを非難しているのが聞こえたと近所の人たちは話す。「ジョンソンはワインの染みよりも、イギリスの政治に作りつつある染みについて心配すべきだ」とデービー議員はメール紙に語っている。

（執筆：Sarah Lyall記者）

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