ハーレーが「3輪バイク」を売り出す事情 普通自動車免許で運転可能
これまでハーレーのトライクは、日本国内では正規に販売されていなかった。一部マニアが並行輸入するか、改造して乗っていたのが実情だ。
ハーレーは顧客に意見を求める製品開発プロジェクトを進めており、その第1弾として昨年、ツーリングに適したモデルを出した。
同プロジェクトで新しいトライクを開発したのを機に、日本市場でも投入することになった。
2輪と4輪の"いいとこ取り"が可能
トライクは、普通自動車の免許で乗れること以外にもメリットがある。道路運送車両法での車両区分は小型自動車(2輪)となるため車庫証明は不要。有料道路の区分では2輪と同様に軽自動車(2輪自動車含む)の料金が通常は適用されるなど、2輪と4輪のいいところ取りができる。
ただし、価格は高い。モノトーンカラーが400万4000円、ツートーンカラーだと406万7000円。高級車1台買えてしまう水準だ。高級で知られるハーレーの2輪でさえ、ラインナップの中心は100万~300万円前後。ハーレーのブランド力は絶大だが、トライクの需要をどれだけ掘り起こせるのかは未知数だ。
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