「バイク」のヤマハが”クルマ”に乗り出す

世界展開も見据えるヤマハの深謀遠慮

車体を開発したマレー氏と握手するヤマハ発動機の柳弘之社長

二輪大手のヤマハ発動機が”クルマ”をお披露目した。東京モーターショーで公開した小型4輪車の試作車「MOTIV(モティフ)」は、7月に開催した事業説明会で商品化を目指すことを明らかにしていたもの。都市部での短距離移動用途を想定しており、2020年までに商品化する。日本だけでなく、世界各国での販売展開も狙っており、14年中に事業化の方向性を決める予定だ。

車体はマレー、動力はヤマハ

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車体の作り方にも既存の車と違う

モティフは小型自動車開発を手掛けるゴードン・マレー・デザイン社との共同開発で、マレー社が車体開発、ヤマハがエンジンなど動力ユニットを担う。マレー社はF1車体の伝説的な設計者であるゴードン・マレー氏が創設した会社で、プレス鋼板と溶接を基本とする既存の車体設計に対し、鋼管パイプと複合材料を用いる小型・低コストな車体設計を特徴としている。

 前席2列の2人乗りで、全長2・69メートル、全幅1.47メートル、全高1.48メートル。全幅は軽自動車並みだが、全長が短い。メルセデス・ベンツが手掛ける小型車「スマート」をさらに一回り小さくしたようなサイズ感だ。 

動力源はエンジンや電動モーター(EV)、あるいは、ハイブリッド、エンジン発電型EVなどさまざまな方式が可能で、ヤマハでは排気量1リットル級のエンジンと、最大出力25キロワットのEVユニットを開発しているという(公開した車両にはEVユニットを搭載)。

 試作車の仕様に基づくと、日本では、サイズ的には軽自動車だが、排気量が大きいため小型自動車のカテゴリーに入る。

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